2024年のAdobe Commerce / Magento Open Sourceのロードマップが公開されています

公式のExperience League上で、2024年のAdobe Commerce / Magento Open Sourceのロードマップが公開されています。

いくつか注目するべき内容がありますので、かいつまんでお知らせしたいと思います。

サポート期限について

2023年8月時点では、サポート期限については以下であると公表されています。

  • 2.4.4・・・2025年4月24日サポート終了
  • 2.4.5・・・2025年8月9日サポート終了
  • 2.4.6・・・2026年3月13日サポート終了
  • 2.4.7・・・2027年4月8日サポート終了

注意すべきなのは、2.4.4と2.4.5のサポート終了が4ヶ月以内と近いことです。
無難な対応としては、2024年中に2.4.6以降のバージョンへアップデートすることであると思われます。

PHP8.2及び8.3対応について

ライフサイクルポリシーで示されていますが、各バージョンのPHP対応バージョンは以下のようになっています。

バージョン番号 対応PHPバージョン
2.4.4 7.4 & 8.1
2.4.5 7.4 & 8.1
2.4.6 8.1 & 8.2
2.4.7 8.2 & 8.3

 

PHP7.4は既にPHP公式ではメンテナンス終了となっています。
PHP8.1のメンテナンス終了は2024年11月25日となっていますが、Adobe Commerce / Magento Open Source 2.4.4 / 2.4.5のサポート期限は2025年まで継続するとなっており、少々食い違いがあります。これまではPHP公式側のメンテナンス終了に合わせたサポート期限を公表してきていました。
(PHP公式のサポート終了後の扱いが有償延長サポートなのか、標準サポートなのかは不明です)

また、PHP8.3対応については2.4.7以降となるようです。まだ正式にPHP8.3がリリースされていない状況ですが、すくなくとも先々の対応バージョンについては示されている形となっています。

2.4.7のリリース時期について

リリーススケジュールにある通り、Adobe Commerce / Magento Open Source 2.4.7のリリースは日本時間の2024年4月10日となる予定です。
2.4.7については現在beta1がリリースされており、あと2回リリースされた後に正式版が出る予定となっています。

無難なアップデートパスとは

今に始まった話ではありませんが、Adobe Commerce / Magento Open Sourceのバージョンアップ(メジャー・マイナー・パッチ問わず)を行う場合には対応するPHPのバージョンとの関係が重要になります。

例えば、

2.4.4から2.4.7へ一足飛びにアップデートを実施する

という場合、対応するPHPバージョンが全く一致しません。
この場合、開発環境やテスト環境、本番環境の構成にもよりますが、アプリケーションのアップデートとPHPのアップデートが同時に発生してしまいます。
トラブルが起きないように環境を構築・運用してあればあまり気にしなくても済みますが、往々にしてバージョンが離れすぎるとアップデートの手間が膨大なものになりがちです。

PHP対応バージョンから考えると、2.4.4からアップデートをする場合に無難なのは2.4.6です。すくなくともPHP8.1で両バージョンは動作するため、2.4.4でPHP8.1にアップデートしておけばスムーズに2.4.6へ切り替えることができます。
2.4.6から2.4.7もしくは2.4.8へ移行することについては状況を見て判断できる形になるので、多少余裕ができます。

現状のAdobe Commerce / Magento Open Sourceは正式リリースから3年間のサポートとなっています。
2.4.4系のサイトを2024年中に2.4.6へ切り替えておくのが無難な対応ではないでしょうか。

弊社製エクステンションならびに日本語化の対応について

弊社製エクステンションならびにCommunityEngineering名義下で公開している日本語化エクステンション類につきましては、順次対応を予定しております。
対応ができたものからリリースしてまいります。リリースの告知につきましては当サイト上にて行います。