Akeneo PIM〜ファミリー管理
この記事は公開から 1年以上が経過しています。現在の最新情報との整合性については弊社では一切の責任を負いかねます。
今回はAkeneo PIMの「ファミリー」について解説します。
「ファミリー」は「商品のグループ」とも呼べるものですが、「属性グループ」と混乱しやすいので注意が必要です。
そもそも「ファミリー」とはなんだろう
「ファミリー」、身近な日本語訳では「家族」になりますが、ここでは「classification」つまりは「(分類上の)科」「製品群」を意味します。
要はある製品のグループを指して「ファミリー」と呼ぶわけです。
典型的な例では、Intel社のマイクロプロセッサは「インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー」というように呼ばれています。
Core™ プロセッサーを含む一連の製品群すべてを指して「ファミリー」と呼ぶわけですね。
「ファミリー」はMagentoの「属性セット」と概ね同じ概念なので、Magentoを使われている方の場合は理解しやすいのではないでしょうか。
ファミリー管理機能の使い方
ファミリー管理機能の表示
ファミリー管理機能にアクセスするには、左メニューの「設定」を選び、次に「ファミリー」を選びます。
登録されているファミリーの一覧が表示されるので、既存データを編集する場合は行を選択します。
新規作成したい場合は右上のボタンをクリックしましょう。
ファミリーの作成・編集
ファミリーの作成・編集画面は履歴を含めた4つのタブから構成されています。
初期表示では「プロパティ」タブが表示されます。
プロパティ
「プロパティ」タブには、以下の情報が表示されます。
- コード
- ラベルとして使用中の属性
- メイン画像として使用される属性
- ラベルの翻訳
「コード」と「ラベルの翻訳」については「属性」「属性グループ」などと同じです。
「ファミリー」固有の設定としては、
- ラベルとして使用中の属性
- メイン画像として使用される属性
の2つです。
前者は一覧画面や商品管理画面で表示する際に「どの属性の値をこのファミリーのラベルとして表示するか」を指定します。
後者は「このファミリーを使って登録する商品のメイン画像に使う属性はどれか」を指定します。
属性
属性タブには、このファミリーに属している商品属性が表示されます。もちろん追加・削除もできます。
新しく追加したい場合は、
- 属性グループからの追加
- 属性個別に追加
のどちらからでも可能です。
バリエーション
- バリエーションは、以下のような商品単品で異なる値を管理するために使用します。
- 色
- サイズ
- 性能上の項目など
Magentoの「コンフィグ商品(Configurable Product)」の仕組みと概ね同じです。
バリエーションの追加
バリエーションを追加したい場合は、「バリエーション」タブにある「バリエーションを追加」をクリックします。
次のような画面に切り替わるので、フィールドに値をセットしていきます。
バリエーションのレベル
Akeneo PIMのバリエーションでは、最大2階層までのバリエーションを作成できます。
「バリエーションのレベル」で1または2が選べるようになっており、選んだ値によって、「バリエーション軸のレベル」フィールドの数が変わります。
値がセットしたら「作成」ボタンをクリックして、バリエーションを保存しておきます。
バリエーションの構成
バリエーションを作成したあとは、バリエーションにどの商品属性が関連するかを設定します。
登録済みのバリエーションの右端にある、編集ボタンをクリックすると次のような画面に切り替わります。
この例では、「Size」属性を軸とするバリエーションの構成を編集しています。
このバリエーションの場合は、
- EAN
- SKU
- Weight
- Size
がバリエーションに関連する商品で異なることを意味します。
EANとSKUは商品番号などです。WeightはSizeが変わると変動するのはある意味自然なことですね。
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