Simple Productの登録方法

前回の記事では、Magento2が扱う６つの商品タイプの違いについて解説してきました。

商品登録方法まとめ

今回は、Simple　Productの商品登録方法を解説していきたいと思います。

前回に引き続きSimple Productとは、サイズや色などのバリエーションを持たない最も基本的な商品タイプであり、各々の商品に対して固有のSKUコードが割り当てられます。

例としては、トートバッグ・本・ボールペンなどです。

Simple Productは以下のステップで解説していきます

商品タイプを選ぶ
属性セットを選ぶ
必須項目を埋める
商品詳細情報の設定
登録商品の確認

1.商品タイプを選ぶ

管理画面の左メニューバーにある、[ 商品 ] > [ カタログ ] を選択すると、以下のような商品一覧画面が表示されます。この画面では、今までに登録してきた商品を一元で管理することができます。商品の追加は、この画面の右上オレンジ色のバーより行なっていきます。新規商品のプルダウンから Simple Productを選択してください。

2.属性セットを選ぶ

商品登録の際に、あらかじめその商品の属性セットを登録しておきましょう。属性セットは、各々の商品が持つ属性を管理しています。例えば、Tシャツという属性セットにはサイズ・色・素材などの属性が必要になります。一方で、PCという属性セットにはCPU性能・メモリサイズ・ディスプレイサイズなどの属性が必要になってきます。この属性セットは、管理画面左のメニューバー、[ 店舗 ] > [ 属性セット ] から追加・変更することが可能です。その商品にあった属性セットを選択できたら、次のステップに進みましょう。

3.必須項目を埋める

属性セットの登録が終わりましたら、次は必須項目を埋めていきます。 Magento2ではどの商品に対しても、Product Name・SKU・Priceの３つは共通で必要になります。忘れずに入力してください。 SKU(Store Keeping Unit)は、商品名・ジャンル・在庫数などから商品固有のものとし、管理のしやすい値をつけてください。以上の設定を埋め、右上オレンジバーの保存ボタンを押すことで商品登録を完了することができますが、実際にサイトを運営していく上では、より詳しい商品情報を追加していく必要があります。

4.商品詳細情報の設定

商品詳細情報の設定を行なっていきます。在庫状況やvisibilityは商品のフロント画面への表示に影響するため、正しく設定するよう心がけましょう。

在庫設定

商品の在庫設定は以下の項目から設定することができます。以下の項目が正しく入力されていないと、商品がフロント画面に表示されないことがあります

・個数

・在庫状況

カテゴリー設定

登録したい商品をどのカテゴリーに当てはめるのか選択することができます。T-シャツ・ズボン・靴などのように商品をカテゴリーに分けていくことで、商品管理が容易になります。また、右側の新規カテゴリーより新しくカテゴリーを追加することも可能です。

・カテゴリー

Visibility

Visibilityの設定を行うことで、その商品をカタログ画面や検索結果に表示させるかどうかという設定を行うことができます。Visibilityの欄が非表示に設定されていますと、商品はフロント画面には表示されません。

コンテンツ

コンテンツ欄では、商品の詳細情報を設定することができます。

・Description

・Short Description

画像とビデオ

サイト上で商品を売る際には、商品の画像やビデオは必須とされています。 [ 画像とビデオ ]という欄を選択し、デスクトップから画像をドラッグしてくる。または、画像追加ボタンから、商品の画像を選択することで、画像を追加することができます。

5.登録商品の確認

設定が終わりましたら、実際にフロント画面に表示されているか確認してみましょう。個数・在庫状況・Visibilityが正しく設定されていないと、登録商品を確認することができないので、確認できない場合はもう一度その設定を見直してみて下さい。

以上でSimple Productの商品登録の解説は終わりです。Magento2では、このような管理画面から一つ一つ商品情報を登録していく他に、CSVファイルから商品情報をインポートする方法も用意されています。まとめて商品を登録したいという場合は、そちらの機能の方が便利になるかもしれません。

次回の記事では、Configurable Productの商品登録の解説を行なっていきます。