GMO-PG / SMBC-GP連携エクステンションをアップデートしました

弊社製エクステンションの「GMOペイメントゲートウェイ連携エクステンション for Magento2」と「SMBC-GMOペイメント連携エクステンション for Magento2」をアップデートいたしました。
アップデート内容についてご説明致します。

アップデートの概要

今回のアップデートでは、

に対応しました。
また、2024年4月に告知が行われた、VISA向けの仕様変更にも対応しております。
こちらにつきましては後ほど詳細にご説明致します。

Adobe Commerce / Magento Open Source 2.4.7ではPHP8.3対応が追加されました。
本エクステンションもこの変更に追従するためにPHP8.3を動作対象バージョンに追加いたしました。

Adobe Commerce / Magento Open Source 2.4.7での動作確認を実施いたしました。
弊社での試験では特に不具合は確認されておりませんが、微細な修正は実施しております。

前述のPHP8.3対応と合わせ、最新のAdobe Commerce / Magento Open Sourceでもお使い頂ける形となっております。

2024年4月ごろから、GMO-PG / SMBC-GPとご契約の事業者様より、以下のような問い合わせを数多く頂いております。

VISAが3Dセキュア2.0における決済パラメータの必須項目変更を8月に予定しているが、対応予定はどうなっているか。

弊社としましては、本件の発表時期と前述のAdobe Commerce / Magento Open Source 2.4.7向け対応が重なったこともあり、少々対応に時間を要しました。

今回のVISAが発表した仕様変更では、

が求められています。
いずれも3Dセキュア2.0におけるクレジットカード決済に限定したものとなっており、その他の決済方法については影響はありません。

弊社製エクステンションにおきましては、以前よりトークン化の段階でカード名義人データを決済サーバー側に送信しておりました。
ただし、これまでは項目のオン・オフが管理画面側の設定で可能となっておりました。

今回のアップデートで、この設定項目は廃止となり、常にカード名義人欄は表示・必須項目となります。

これまでは

のような物販商品でない商品の購入時にはメールアドレスを決済サーバー側に送信しておりました。
今回のアップデートでメールアドレスは常時送信に変更となり、物販商品の購入時にも送信されるようになります。

Adobe Commerce / Magento Open Sourceの標準としては、電話番号とFAX番号はそれぞれ1フィールドずつしか存在していません。
今回のアップデートでは、標準の住所データに存在する「telephone」フィールドを連携するように調整を実施しております。

GMO-PG / SMBC-GPの仕様では、

をそれぞれ独立した項目として送信する必要があります。
今回のアップデートではこの電話番号の正規化のために、「libphonenumber for PHP」を使用することとしました。
この関係で、composer.jsonに定義している依存関係に変更が生じております。

エクステンションのインストール・アップデート時には十分ご注意ください。

事業者様独自で追加された項目の連携・正規化については、残念ながら弊社では対応できかねます。
事業者様側での対応が必要となりますので、システム担当の方とよくご相談ください。