今回はMagento2.3用の日本語化エクステンションをGithubからインストールする手順をご紹介します。

Magento2.3以降用の日本語化エクステンションは、最終的に公式Marketplaceで入手できるようになります。この記事は開発者向けのインストール方法なので、開発者でない方は正式版をお待ち下さい。

インストールする前に

インストールする前に、以下のものを用意しておいてください。

  • Magento2.3が動作する環境
  • Githubのアカウント

Magento2.3が動作する環境については、公式Devdocsに動作環境の説明があります。
この条件を満たす環境をご用意ください。

Githubリポジトリにアクセス

2.3以降用の日本語化プロジェクトは、Githubのmagento/magento2-jpリポジトリにあります。
このリポジトリはMagento公式Gitリポジトリの一つになっていて、ほかにもl10n(localizationの略)やdevdocsなどのリポジトリが用意されています。

リポジトリをClone

日本語化エクステンションをインストールするためには、リポジトリのCloneが必要です。
Gitの操作に慣れている方であれば珍しくない操作ですが、以下のコマンドでリポジトリをCloneします。

git clone git@github.com:magento/magento2-jp.git

ForkしたいかたはFork先リポジトリからCloneしてください。

シンボリックリンクの作成

CloneしたリポジトリをMagentoの以下のディレクトリとしてシンボリックリンクを作成します。

ln -s <Cloneしたリポジトリのパス> <Magentoのルートディレクトリ>/app/code/MagentoCommunity

試すだけであれば、Cloneしたディレクトリの中身をapp/code/MagentoCommunityにコピーしても構いません。

エクステンションの有効化とデータベースの更新

最後にエクステンションの有効化と、データベースの更新を行います。

php bin/magento module:status

で、今Magentoが認識できているエクステンションの状態を確認できます。
この時点ではおそらく日本語化関係だけが有効になっていないはずなので、以下のコマンドで有効にしましょう。

php bin/magento module:enable --all

エクステンションを有効化したら、次のコマンドでデータベースを更新します。

php bin/magento setup:upgrade

developerモードの場合はこのまますぐに日本語化エクステンションを試すことができます。
productionモードの場合は、di:compileやstatic-content:deployが必要です。