Magentoのカゴ落ちデータをOroCRMで分析してみる
この記事は公開から 1年以上が経過しています。現在の最新情報との整合性については弊社では一切の責任を負いかねます。
このエントリはMagento Advent Calendar 15日目です。
ECサイトを運営していると、顧客がカートの中にどんな商品を入れているかを知りたくなります。
もちろんMagentoでも管理画面で、個別にカートの中を見ることができます。これはMagentoがカート情報をデータベースに一旦格納しているからなのですが、マーケティング的な観点から行くと、更にもう一歩進んだ分析やアクションを行いたくなります。
OroCRMとMagento連携させてカート情報を取り出す
まず大前提として、OroCRMとMagentoを連携させておきます。
などを読んで、MagentoとOroCRMを連携することと、マーケティングリストの作り方を理解しておいてください。
Abandoned CartをOroCRMに入れておく
次に、OroCRMのマーケットプレイスから「Abandoned Cart」をインストールします。
ブラウザ経由だと時間がかかることがあるので、できればCLIからcomposerコマンドで入れるほうが良いでしょう。
このモジュールをインストールするついでに、「OroCRM Mailchimp Integration」か「OroCRM Dotmailer Integration」をインストールしておくと、あとで分析したカゴ落ちデータを有効活用できます。
期限の切れたカート情報(カゴ落ちデータ)を抽出する
さて、「Abandoned Cart」がインストールできたら、早速分析を開始しましょう。
「マーケティング」メニューの下に、「Abandoned Cart Campain」が増えていると思います。
ここをクリックすると、カゴ落ちデータを分析してマーケティングリストを作ることができます。
マーケティングリスト機能の使い方は、「OroCRMのマーケティングリスト機能を使う」を参考にしてください。
要は分析対象が顧客データや注文データではなく、カート情報になるだけの話です。
MailChimpかDotmailerに連携する
さて、ここまでであれば特に面白くありません。
OroCRMを使うのであれば、「MailChimp」か「Dotmailer」に作成したマーケティングリストを連携し、カゴ落ちのフォローアップメールを上手に投げましょう。
もちろん購入後のフォローアップメールや通常のB2B営業のメールも送信できますから、Magentoとこれらのメールマーケティングツールを直接連携させるよりも運用に柔軟性をもたせることができます。
というわけで次回あたりはMailChimpとDotmailerとの連携方法を紹介します。
(Magentoあんまり出てきてない、って言うツッコミはなしで)
とりあえず15日目のkzkiq2ndさんにバトンを渡します。
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