BlueFoot CMSを試す 〜Magento Enterprise Editionの新機能〜
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MagentoにはCMS機能が標準で付属します。ただ、本格的なCMSに比べるとどうしても見劣りする機能でした。
今回ご紹介する「BlueFoot CMS」は、Magentoが2016年12月21日に買収を発表した拡張機能です。Magento Enterprise Edition専用の機能として提供される、CMS機能を格段に強化してくれる新機能です。
BlueFoot CMSをインストールする
BlueFoot CMSのインストールは、Enterprise Editionのユーザーであればとても簡単です。
composer require gene/bluefoot
php bin/magento module:enable Gene_BlueFoot
php bin/magento setup:upgrade
というようにコマンドを実行すればインストールできます。
BlueFoot CMSを使ってみる
BlueFoot CMSは、既にMagentoに搭載されているCMS機能を拡張する形で実装されています。
いつも通りCMS機能でページ編集を開くと、新しいボタンが追加されています。
「Activate BlueFoot」をクリックすると、表示が切り替わり、BlueFoot CMSの機能が現れます。
左ナビから設置したいパーツを選んで配置したり、カラム構成やブロックを配置するための枠の追加ができます。
Mediaでは画像やビデオの埋め込みがもちろんできます。Commerceを選ぶと、商品を埋め込むためのウィジェットが用意されています。
さらに、こうやって作成したページレイアウトをテンプレートとして保存する機能が備わっています。
保存したテンプレートは、いつでも呼び出すことができ、新しくページを作成する際に、レイアウトで悩まなくても済むようになっています。
このように、BlueFoot CMSをMagento Enterprise Editionに追加することで、MagentoのCMS機能が格段に強力なものになります。
BlueFoot CMSの今後
BlueFoot CMSは先日買収されたばかりで、Magento Enterprise Editionと完全に統合されていません。
Magentoのロードマップ上では、バージョン2.3系のリリース時には統合される予定になっています。
それまでは任意でインストールするエクステンションとして提供される形になっています。
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