Magento Community Edition 1.9.3.1リリース
この記事は公開から 1年以上が経過しています。現在の最新情報との整合性については弊社では一切の責任を負いかねます。
先日リリースされた、Magento Community Edition 1.9.3.0の修正版がリリースされました。
詳細なリリースノートはDevdocsに掲載されています。
アップデートに伴う変更点
このアップデートに伴い、以下の不具合が修正されます。
- 配送料金に対する課税計算処理が従来通りのものに修正されました
- セッション有効期限に関する不具合が修正されました
- 月次の定時バッチによるIPアドレスとパスワードを含んでいるテーブルのクリーンアップが正しく動作するようになりました
- コンフィグ商品の画像がインポートされるようになりました
- addCrumb()メソッドを呼び出した際に例外が発生する問題が修正されました
- 公開画面にアクセスした際に「Notice: Undefined index: session_expire_timestamp」というエラーが発生する問題が修正されました
- ドロップダウンリストで表示する属性のラベルが正しく保存されるようになりました
- セット商品の価格計算処理が正しく行われるようになりました
- 新規顧客に対する自動生成パスワードが適切に行われるようになりました
- Mage_Api_Model_Server_Handler_Abstract::processingMethodResult()が数値または配列を受け入れるようになりました
- MySQLの全文検索機能が期待通りに動作するようになりました
- 顧客がログアウトした際のフォームキーを悪用したクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が修正されました
- 管理画面でカテゴリを追加する際に起こり得るクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が修正されました
- カタログ価格ルールが期待通りの適用結果になるように修正されました
- インデックス更新処理が、最後に更新された商品をスキップするのではなく、すべての商品を更新するようになりました
このアップデートに伴うパッチのリリースについて
このアップデートは、Magento Community Edtion 1.9.3.0ならびにEnterprise Edition 1.14.3.0のみが対象となっています。
それ以外のバージョンは対象外であるため、今回のアップデートだけを対象とした修正パッチのリリースは予定されていません。
1.9.3.0からのアップデートを行う場合
旧バージョンである、1.9.3.0からアップデートを行う場合は、以下のような手順で行ってください。
(環境によって異なりますので、詳しくはシステム担当にお尋ねください)
- サイトをメンテナンスモードにする
- ソースコード一式のバックアップを取る
- データベースのバックアップを取る
- 1.9.3.1のソースコードを適用する
- Magentoのキャッシュをクリアまたは削除する
- 動作が問題ないかを確認する
- メンテナンスモードを解除する
Magento公式によると、Magento Connect Manager経由でのアップデートについては現在準備中であるとのことです。
近日中にMagento Connect Manager経由でのアップデートができるようになる模様ですが、上記の方法でもアップデートは可能です。
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