Magentoには為替レートを外部のWebサービスから自動的に取得する仕組みが備わっています。
標準ではWebservicexというサービスにデータを取りに行くようになっていて、設定次第では毎日1回更新してくれます。

ところがこのWebservicex、動きが不安定であったり、最近は正しい結果を返さない状態が続いているようです。
今回はWebservicexがダウンしている際の回避方法をご紹介します。

Phillip JacksonさんのFixer.io連携をインストールする

Phillip Jacksonさんが開発され、Githubで公開されているエクステンションを利用すると、Fixer.ioから為替レートを取得することができます。
インストールはとても簡単で、Githubからソースをダウンロードし、Magentoのソースに上書きすればOKです。

Philwinkle_Fixerio

インストール後の設定

特段難しい設定はありません。

システム>設定>通貨セットアップ

にFixer.ioの項目が増えているので、Webservicex用の設定を見ながら設定します。

Fixer.io設定

あとは為替レートの管理機能や、システム設定でWebservicexの代わりにFixer.ioを選択してインポートを行います。
たったこれだけでWebservicexがダウンしている際の代替ができるようになります。

越境ECサイトを運営されている方は試してみてはいかがでしょうか?