OroCRMを開発しているOro Inc.からBtoB Eコマースのアプリケーション「OroCommerce」がリリースされました。

ストアフロント

OroCommerceとは?

OroCommerceはOroCRMと同じOroPlatformをベースに開発されたアプリケーションです。
最大の特徴は「BtoB Eコマースに特化している」という点です。
小〜中規模のBtoC Eコマースの領域はこれまでも、これからもMagentoが確固たるシェアを築いていますが、Magento1.xはBtoB領域に弱い面がありました。
OroCommerceはBtoB領域を主軸にしたEコマースソリューションで、BtoCには見られないBtoBならではの機能がいくつも搭載されています。

業販目的の機能を標準搭載

BtoBの場合、BtoCよりも取引金額は相対的に大きくなりがちで、しかも一度の購入量がかなりの量になります。
OroCommerceの場合、顧客グループ別に商品の単価を細かく設定したり、ボリュームディスカウントの設定ができます。

商品ページ

それ以外に、

 

  • 見積作成機能
  • 1社に対して複数の担当者を設定可能
  • 複数のショッピングカートを保持可能
  • 支払いサイトに応じた決済方法を搭載

 

というようにBtoBならではの機能が数多く用意されています。

リリースは2016年秋を予定

OroCommerceは2016年秋の正式リリースを目指して開発が進められています。
同じOroPlatformを使ったアプリケーションは、

  • OroCRM
  • AkeneoPIM
  • Marello
  • DiamanteDesk

というように複数既にリリースされていて、今後も増えていく模様です。
OroCommerceはMagentoとどのように住み分け・競合していくのか?

今後が楽しみなアプリケーションですね。