Magento2正式版インストール手順
この記事は公開から 1年以上が経過しています。現在の最新情報との整合性については弊社では一切の責任を負いかねます。
ついに正式版がリリースされたMagento2。
開発版でのインストール手順は過去にご紹介しましたが、正式版のダウンロードからインストールの手順をご紹介しましょう。
まずは環境の確認
インストールを始める前に、Magento2をインストールする環境を確認しておきましょう。Magento2は関連する技術要素の変更で、Magento1.xより新しい環境を要求します。公式のSystem Requirementsをチェックしておくとスムーズですね。
公式からダウンロード
開発版はGithubからのみの提供でしたが、正式版はMagento公式サイトのダウンロードページからダウンロードできます。
Magento1.xと異なるのは、これまで別立てで提供されていたサンプルデータの配布方法です。Magento1.xではインストールを始める前にサンプルデータをインストールする対象のデータベースにインポートしておく必要がありました。
Magento2ではサンプルデータはソース一式と同梱された形で配布されるように変更されたため、サンプルデータを用いたデモ環境の構築が簡単になっています。
ただし、下記のスクリーンショットの通り、Magento2のサンプルデータ同梱版はそれなりにファイルサイズが大きいので、ダウンロードする際は注意してください。
ソース単体でも1.xよりサイズが大きくなっています。
なお、ダウンロードに際しては、Magento公式サイトのアカウントが必要になります。
事前に登録を済ませておきましょう。
インストール手順
さて、ファイルがダウンロードできたら、いよいよインストールを始めることになります。
環境が整っていれば、特別難しくはありませんので、順番に進めましょう。
なお、この手順はApache2.4をベースにしたものです。
Nginxの場合は設定が異なりますので注意が必要です。
ソースの配置とパーミッションの変更
まず、ダウンロードしたソースをサーバーにアップロードします。(リモートアクセスができる場合はアーカイブのままアップロードしても構いません)
アップロードが完了したら、以下のディレクトリに書き込み権限を与えます。
- app/etc
- var
- pub/media
- pub/static
もし、権限の不足があっても、インストーラーでチェックができるので気にする必要はありません。
データベースの作成
インストールするデータベースをMySQL上に作成しておきます。
Magentoが利用するMySQLのユーザーのパスワードを忘れずにメモしておいてください。
ブラウザでインストーラーにアクセス
では、インストールを始めましょう。ソースを配置したURLにブラウザでアクセスすると、インストールを開始する画面が表示されます。
ボタンを押して、次に進みましょう。
改めて環境のチェック
ここまでで環境は整っているはずなのですが、改めてMagentoは環境のチェックを自分で行います。
もし適合しない場合は何が不適合なのかを教えてくれるので、1つずつココで修正しておきましょう。
データベース接続情報の入力
次に先ほど作成したデータベースへの接続情報を入力します。
ここはよくあるWebアプリケーションと同じですね。
URLなどの諸設定
続いてサイトのURL設定を行います。
Magento2では、管理画面URLをランダム化し、攻撃者が管理画面URLを狙い撃ちした攻撃ができないように防ぐ仕組みが取り入れられました。
もちろん自分で設定しても構いませんが、いずれにしても管理画面URLを忘れないようにメモしておくことは必要です。
この次のステップではタイムゾーンや通貨・言語の設定を行います。
現時点では日本語ロケールは作成中なので、そのまま進みます。
管理者アカウントの設定
管理者アカウントを設定します。
あまり安易なアカウント名やパスワードは避けたほうが良いでしょう。
Magento2からはパスワードの強度チェッカーが追加されたので、あまり簡単なパスワードは警告されるようになっています。
いよいよインストールの実行
ようやく全て揃いました。インストールを実行しましょう!
処理中は進捗率がリアルタイムで表示されます。
かなり時間がかかるので、気長に待ってください。
インストールの完了と管理画面URLや暗号化キーの表示
インストールが成功すると、成功のお知らせと管理画面URLや暗号化キーの表示がでます。
ここから管理画面のログインページに移動できるので、早速移動してみましょう。
管理画面にアクセス
「Launch Magneto Admin」のボタンか、管理画面URLをブラウザのアドレスバーに入力すると、ログインページが表示されます。
先ほど作成した管理者アカウントでログインしてみましょう。
無事にインストール完了です!
フロントエンドにアクセス
続いてフロントエンドにもアクセスしてみましょう。
Magento2のデフォルトテーマは「luma」と呼ばれるレスポンシブの新テーマが採用されています。
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