Magento1系でもついにFlash廃止
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Magentoが最初にリリースされたのは2008年のことです。
当時はまだまだFlashが広く使われており、Magentoでは管理画面の画像アップロード機能にFlashを使った複数ファイルの一括アップロード機能が提供されてきました。
その後、JavaScriptの進化やHTML5の登場によってFlashは徐々に使われるシーンが限られるようになり、ついに最近のブラウザでは標準サポートから外されるようになってきました。iOSでは当初から非サポートですし、Androidも一時期サポートしていましたが、現在は非サポートです。
(もちろん、Flashに深刻な脆弱性が頻発しているということも大きな理由ですが)
Magento2では画像アップロード機能はJavaScriptベース
昨年リリースされたMagento2では、そもそもの設計として画像アップロード機能はJavaScriptベースで実装されています。
PCのみならず、iOSやAndroid端末でも管理画面を使えるようにするための措置で、時代の流れに合わせた仕様になっています。
Magento1.9.3.0とSUPEE-8788適用環境でもJavaScriptベースに変更
Magento2でFlashが廃止されることが決定しても、Magento1系の標準はFlashのまま据え置かれてきました。
サードパーティ製のエクステンションでFlashを使わない実装が提供されてきましたが、1.9.3.0とSUPEE-8788のリリースに伴い、ついにFlashによる画像アップロード機能が廃止されました。
Magentoが公式にリリースしているアップロード用Flashの場合は、次のようなボタンが表示されてきました。
ボタンのテキストは常に英語のままで、swfファイルを改変しない限りは日本語にはなりませんでした。
1.9.3.0以降もしくはSUPEE-8788を適用した環境の場合は、次のように表示されます。
ボタンのテキストは管理画面の言語に合わせて変化し、日本語ロケールを導入済みであれば、日本語で表示されるようになりました。
なお、SUPEE-8788の適用対象はMagento CE 1.5.0.1以降であるため、それ以前のバージョンをお使いの場合は対象外となります。(要はアップデートして頂く必要がある、というわけです)
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