Meet Magento Japan5周年、そしてコミュニティの形とは
この記事は公開から 1年以上が経過しています。現在の最新情報との整合性については弊社では一切の責任を負いかねます。
このエントリはMagento Advent Calendar 2019の22日目です。
2015年11月より毎年11月に弊社主催で開催しているMeet Magento Japan。2019年の今年は節目となる5回目の開催となりました。
ご参加、ご協力いただいた皆様にこの場をお借りして改めて感謝申し上げます。
今年のイベントの様子はこちらのブログに詳しく掲載いただいているので、リンクを貼らせていただきます。
この5年で、Magentoを取り巻く環境も大きく変わりました。
ebay社傘下からPermiraファンドの出資下で独立した2015年11月。そしてAdobe社による買収報道に驚かされた2018年5月。
資本元は変われど、Magentoはコミュニティから発展していった企業でありプラットフォームであることには異論の余地はないでしょう。そして、Magento自体の日本での認知度向上および良質なコミュニティ形成を目的の一つに開催し続けてきたのがMeet Magento Japanです。
いわゆるITコミュニティの発達はここ10年強でなされてきたとされています。
遠隔での共同作業が容易になり、Magentoをはじめとするオープンソースが普及し共同開発の考え方が広まりました。さらにSNSの普及により情報拡散もされやすくなりました。
さて、日本におけるMagentoコミュニティに目を転じると、正直なかなか盛り上がりという点では厳しいものがあります。聞くと企業の中には、社外へのノウハウや人材流出を恐れコミュニティ活動に社員が参加することを良しとしないところもあるようです。また、自分は何も貢献できないからということで参加を躊躇される方も少なくありませんが、正直すごくもったいないと感じています。
各国のMeet MagentoではContribution Dayという前夜祭イベントが行われることが多いです。Magentoへのかかわり方が様々なメンバーが一堂に会し、それぞれのできる形での「Contribution=貢献」を行うための一日です。日本でも2018年のMeet Magento Japanで初実施、2019年も同様に実施しました。
Magento歴わずか1ヶ月半のスタッフが「日本語翻訳」のプロジェクトに関わるなど、大事なのは実際にどれだけ貢献できるかというよりは「貢献したいと思う気持ち」そして「できることから協力する」という姿勢なのだと思います。技術力が(現時点で)なかったとしても、貢献することは十分可能なのです。
Meet Magento Japanでもお伝えした内容ですが、「情報は出す人のもとにより多く集まる」のです。
「ユーザー同士での情報交換の場がもっと欲しい」「情報源が英語メインなので日本語の情報が欲しい」 だからコミュニティは欲しい、でも自分から情報はあまり出せないんですよねということでは、コミュニティは成熟していかないのだと実感しています。そして弊社としても、2020年以降のMagentoコミュニティの形を再考するタイミングであると考えています。
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