Magentoにはいくつかの認定資格がありますが、プロジェクト責任者や営業担当をターゲットにした試験が1つだけ存在します。それが「Certified Solution Specialist」です。

今回、Imagine Conferenceの期間中に会場で受験すると半額で受験できるという特例がありました。
試しに受験したところ、見事合格できましたので、この試験の概要についてご紹介したいと思います。

Certified Solution Specialistの位置づけ

Certified Solution Specialistは、Certified Developerとは異なり、開発職向けの試験ではありません。
主にプロジェクト責任者や営業担当のような、日常的にコードを追いかけるのではない人に向けた試験です。

とはいえ、Magentoのことをそれなりに知っている人を対象にした試験なので、安易な気持ちで受けないほうが良いでしょう。

出題される範囲

試験の概要ページにも書かれているとおり、以下のようなことが問われます。

  • Magentoアーキテクチャ: レイアウト、テーマ、エクステンション、カスタマイズ。Magentoのデータモデル
  • Magentoを使用したEコマースサイトの要素: カタログ、配送、決済、注文処理、プロモーション、エクステンション、インポート・エクスポート、等
  • ビジネスを成功させるためのMagentoアプリケーションについて: 顧客のニーズの抽出とMagentoの機能へのマッピング。顧客のニーズをMagentoにおいて最も効果的に実装するための方法論

基本的に、Magentoの込み入った話は出てきません。

実際の試験の流れ

他の試験と同じ流れで受験が可能です。

  1. Magento.comでバウチャーを購入
  2. Kriterionのサイトでバウチャーコードを入力
  3. テストセンターと受験日を選択
  4. 頑張って勉強
  5. 受験

Prometricの頃は、いちいち電話をしなければなりませんでしたが、現在はすべてWeb上で手続きが完了するようになっています。

無事に合格すると、メールで結果が通知される他、半日〜1日程度待つと、Magento公式サイトにもデータが反映されます。

難易度

正直、最も難しいのはMagento Certified Developer Plusです。試験問題・範囲ともに広く、十分な経験が求められます。

ある程度のMagentoをベースとしたサイトの構築経験がある方であれば、多少勉強すれば突破できるレベルの試験だと思います。